個人差というものをあえてまるっと無視して言おう。

とりあえず一生結婚できない男性は除外して、努力や幸運で結婚できる可能性のある人について考える。

この場合、
「この年までならなんとか女性をつかまえて結婚できる」年齢の上限には、大きく2パターンある。

  1. 35歳
  2. 死ぬまで生涯現役




そして、この両者を分ける最大の要因は、ずばり!

純度100%金目当てな女を許容できるか否か

……なのである。


結婚において、男性のカネを1%も当てにしない女性はほぼ存在しない。
正確に言うと、いることはいるのだが……そういう女性は根本的に家庭生活というものに向いておらず、100%金目当ての依存女より危険な生きた地雷なので……まともな人生を送りたい男性にはすすめない。


つまり、大事なのは金と愛情のバランスである。

あなたの給料を多少アテにはしているが、あなた自身への愛情もしっかりある。
幸せな結婚生活をともにできるのは、こういう女性なのだ。

もちろん、人によって許容できる愛情と金目当ての比率は違ってくるだろう。
ある人は最低でも金2:愛8じゃないと許せないかもしれないし、別のある人は愛が半分あればいいと思うかもしれない。

では、あなたにとって理想的な「金・愛バランス」の女性を見つけるのに必要なのは何なのだろう?
顔? 年収? 学歴? 身長? ……答えは全部ノーである。


あなたが普通の男性なら、
理想的な「金・愛バランス」の女性を射止めるのに重要なただ一つの事柄は……、 










ずばり、あなたの実年齢だ!


多少気が利かなかろうが、給料が低かろうが、若ければ誰かがあなたを選んでくれる。多少の難点があっても、それはあなたの個性や伸びしろとしてとらえられる。
しかし、年を食っても気が利かず、給料の低い男は「根っからのダメ男であり、矯正不可能な欠点の持ち主」と見なされる(たとえ理由があっても)。



なんだかんだ言っても女性には結婚したい人が多く、婚活の場では20代男性はレアキャラとしてチヤホヤされる。そのとき、あなたは選べる立場にいる。若くてかわいい女の子も、やさしいあの娘も、共働きOKな美人も「とりあえず一回デートしてみようかな?」という目であなたを見つめる。

しかし、この状況は35歳ごろを境にじわじわと変わっていく。
以下のような様々な要因が働きだすからである。
  • 大半の女性は5歳以上年上の男性を書類も見ずに面前払いする。
  • 同性として女の結婚願望の強さを知っている女性たちは、
    「結婚願望のある女はいい男を放っておかない」=「30半ばを過ぎても売れ残っている男は大して魅力のない男」という事実を知っている。
  • 子どもを持ちたい女性なら、「教育費と旦那の定年のタイミング・精子の劣化による不妊や障害のリスク・相手の親の介護と子育てのタイミングが重なる懸念」などから、高収入でも35歳以上の男を敬遠する。
  • さらに、40を過ぎてバツの一つもついていない場合、
    9割の女性はあなたを「人格や家庭環境に致命的な欠点をもつ、恋人どころか友人にもしてはいけない危険人物」という目で見る。


しかし、こんな状況をものともせず、若い美人をヨメにもらう強者がいる。
それは、

もう結婚さえできれば相手に1ミリの愛情もなくても気にしない、明日殺されても一文無しで放り出されてもかまわない、とにかく誰でもいいから結婚してくれ!

と思いつめられる男性である。
あるいは

ヨメが金目当て? 金に興味ない女なんかいないんだから、俺が好きな女を選べばいいだけのことだろ?

と言い切れる金持ちの色男である。



ここまで読んできたあなたが、「結婚に愛情はいらない、純度100%の金目当てで結構、取引上等」な漢の中の漢なら、どうぞいくつまででも理想の女を求め続けてほしい。

けれどあなたが結婚には1%でも愛情が欲しいと考えるのであれば、悪いことは言わない。
今すぐ嫁を探しに冒険の旅に出ろ。

……えっ、もう35過ぎちゃった? それどころか40、50になっちゃった?
えっと、うーん……。
け、結婚だけが人生じゃないさ!