谷俊彦『東京都大学の人びと』(新潮社、1996年)



会社から時間と給料と備品をかすめ取り、朝から晩まで金儲けに余念がない若き窓際族。
友のために試験監督に宣戦布告し、完璧なカンニングを行うべく死力を尽くす大学生。
グータラ不良公務員がひしめく役所で起こった殺人事件。

一筋縄ではいかない登場人物たちの生き様には道徳のどの字もなく、実にすがすがしい。





東直己『札幌刑務所4泊5日』(光文社、2004年)


貧乏ライターの著者はスピード違反で切符を切られたのをきっかけに、罰金の節約と原稿のネタのため、刑務所での服役をもくろむ。
何が何でも入所したい著者と絶対に入所させたくない役人とのやりとりがシュール。



清水義範『国語入試問題必勝法』(講談社、1990年)