がんばっても認められないことってありますよね。
 まあ、世の中にはマグロが止まれないみたいに他人の粗探しをせずにはおれない人とか、本当に一切がんばらない人もいるわけですが、
この記事では「歯をくいしばって相手の要求に応えようと努力しているのに、なぜか『がんばっている姿勢を見せろ』と言われてしまう」という状況について考察したいと思います。

 真実努力をしており、相手の言葉に従っているにもかかわらず、一向にがんばりが認められないという場合、あなたはおそらく相手の真意をとりそこねています。

 この場合、「やる気を出せ」「ちっとは努力しようという意欲を持て」「せめてがんばっている姿勢を見せろ」という相手が本当に言いたいことは、だいたい次の2点に集約されると思います。

1.おれの思い通りの結果をよこせ
2.苦しんでいる姿を見せろ


 では続いて、各項目の詳細を見ていきましょう。ちなみに解決策は思いつきません




1.おれの思い通りの結果をよこせ

 要するに、「がんばっているだけではダメだ」ということです。

 物事が自分の思い通りにならないとき、とりあえず他人に当たるという人はいくらでもいます。これは分かりやすいですね。
 また、明らかに無茶苦茶な要求をしておいて、他人がその通りの結果を出してくれないとダダをこねる人もいます。このタイプの人は、プロのクレーマーと、その要求が実現可能と思い込んでいる人に分かれます。

 厄介なのは、内心の要求と言葉にする要求がズレている人です。
 この手の人は「ウサギもいいけど、やっぱりカメのほうが断然いいよね……」と言っておきながら、内心ではウサギのほうがよかったりするわけです。

「ほんとはウサギがいいけど、カメのほうがいいって口で言うのはイヤだから、その辺察してちょうだいよね」という図々しい人もいるでしょう。

 また、自分が内心ウサギを望んでいることに無自覚であるという人もいます。
 この場合、あなたが一生懸命カメをやってくれたにもかかわらず、その人の心にはなんとなくモヤモヤとしたものが残り、結果「やっぱりなんか気に入らない。それはこの人が手を抜いたせいだ」みたいな結論に至ります。手のつけようがないですね。




2.苦しんでいる姿を見せろ
 この世には目には見えない闇の住人たちがいます。
「がんばることは苦しいことだ」と思っている人たちです。

 この人たちは性格的にはがんばり屋さんであることが多く、いつも人生に不満です。彼らは「自分のやりたくないことを、血を吐きながらやり続けるのが人として正しいあり方だ」みたいな謎の価値観にしばられており、それ以外のがんばり方をする人が許せません

 彼らにとって「がんばることは苦しい」のです。もう一度言います。「がんばることは苦しい」のです。
 人の何倍もの時間と労力をかけて努力しても、誰にも負けない結果を出しても、あなたが苦しんでいないのなら、がんばっていないも同然なのです。

 彼らが望んでいるのは、あなたの努力ではありません。結果でもありません。
 あなたが睡眠不足でフラフラになり、身なりもかまわず、趣味もやらず親しい人との交際もせず、胃潰瘍になって職場を去ってビルの谷間へダイブするのが彼らの本当の望みなのです。少し大げさに言いましたが、彼らの望みを行きつくところまで行かせるとそうなります。


 以上、「がんばっているのにがんばれと言われる」という理不尽かつシュールな状況について考察してきたわけですが、ここまで読んできたみなさんなら、この手の言葉に応えようとすることがいかに虚しい努力であるかお分かりいただけるでしょう。ちなみに解決策は思いつきません。本当にすみません。


批判 説教 否定 怒鳴られ 怒られ 叱られ 注意 やる気がない 頑張りが足りない 努力が足りない 根気がない 怠け者 甘え 甘い 本気でやれ 周りのこと 迷惑をかけ 努力 頑張り 報われない 評価されない 認められない 伝わらない どうして どうしたら 原因 理由