お世辞は、分別のある人には、まず通用しないものだ。
お世辞というものは、浅薄で、利己的で、誠意のかけらもない。
それが通用しなくてあたりまえだし、また、事実、通用しない。

もっとも、餓死寸前の人間が草でも虫でも手あたりしだいに食べるように、何もかも鵜のみにしてしまう讃辞に飢えた人々も世のなかにいることは事実だ。 *1


お世辞の定義について、つぎのように述べた本を読んだこともある。
「相手の自己評価にぴったり合うことをいってやること」。
これは、心得ておいてよいことばだ。 *2



お世辞は一度言ってしまえば、もうすんだのではありません。
人は何度でもそれが聞きたいのです。
たった一度限りの卓抜なお世辞より、蒸し返される月並みのお世辞の方がずっと効果的と心得ましょう。 *3





<出典>

*1:D・カーネギー『人を動かす 特装版』(創元社、2007年) 45頁
*2:D・カーネギー『人を動かす 特装版』(創元社、2007年) 46~47頁
*3:酒井美意子『恋愛の苦手な人に』(潮文社、1978年) 135頁





















言えない コツ 効果 褒める 褒め方 おべっか ゴマすり