人間関係における「空気」という名のモンスターに翻弄され続けて四半世紀。
ようやくその正体を説明できそうな仮説を見つけたので、ここにメモしておく。


仮説1:空気とは、「とにかく全部同じにしとけばいい」という同調圧力のことである *1
女の子が集団内で常に細かく「何をしゃべるか」「皆平等になるよう」に調整する傾向は勿論よく知られていますが、それって他者の心情を察する能力とは違います。
単に同調圧力を発揮し合い牽制し合う能力です。

男が思う女の感情は実際の女の感情と食い違い、女が思う男の感情も実際の男の感情と食い違う。
そして大事なことは女性同士だからといって感情は一致しないこと。
でもそれを「相手の感情は自分と同じ」と互いに決めつけるのが女性集団特有の同調圧力です。
「同じ心情」ルールから外れた者は排斥されるので違う心情を想定する必要すら無い集団。


そういう集団圧力に自らをチューニングしてきた女性は「自分と異なる立場の心情」を読み取る力に寧ろ男性より欠ける傾向があります。



仮説2:空気とは、「その場で一番えらい人の気分」である *2
 しかし、空気とは何か?
「空気読めよ」の「空気」に関して、明確に説明できるやつはほとんどいない。誰も空気の正体を知らないのだ。
 しかし、安心しろ。
 実は、恋愛史上、この愛也が「空気」の正体を初めてつかんだ男だと言われている。
 そこで今からお前たちに空気の正体をズバリ教える。

 空気とは――その場を支配するキーマンの気分である

……つまり、多人数が集まる場でトークに臨むときは、まず最初に「誰が空気を作っているか」「その場は誰の気分を気にしているか」に注目するとよい。そし て、キーマンを特定することができたなら、とにかくキーマンの喜ぶことをすればいい。この訓練を行うことで、空気が読めるようになる。




仮説3:「デリカシー」の中身は3つだけ *3

……「デリカシーに欠ける」の領域は広いようですが、じつはそうでもなく、

(1)世間で上品あるいは高級と思われていることに鈍感なこと、
(2)排泄や性に関して充分配慮した態度をとらないこと、
(3)女心がわからないこと、

 この三つに絞られるようです。


注)この記事は、もっとたくさん仮説を見つけて追加修正する予定です。








*1:ツングースカ大繁盛「それは察する能力ではない」
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2014/0904/678142.htm?o=0&p=0

*2:水野敬也『LOVE理論』(文響社、2013年) 104~105頁

*3:中島義道『男が嫌いな女の10の言葉』(株式会社KADOKAWA、2014年) 147~148頁

読み方 読めない 読む方法 KY 治し方 治したい 直し方 直したい